ロータリーについてAbout Rotary
ロータリーとは
ロータリーは、1905年にアメリカ・シカゴで創設された、世界的な社会貢献ネットワークです。現在では200以上の国と地域に46,000以上のクラブが存在し、1.4百万人を超える会員が地域や世界でさまざまな活動を展開しています。
ロータリーのビジョンは、
「人々が団結し行動し、世界と地域社会、そして私たち自身に持続的な変化を創り出すこと」。
年齢・職業・文化の壁を越えたつながりが、信頼に基づく行動を生み出しています。
2025-2026年度 国際ロータリー 会長テーマ
「よいことのために手を取りあおう」
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ロータリーの歩み
1905年、弁護士ポール・ハリスが、職業の異なる仲間たちと友情と相互理解を深める場として、最初のロータリークラブを創設しました。
この理念は世界中に広まり、1910年には全米ロータリー協会が設立、1912年には国際的な組織となりました。1922年以降「国際ロータリー」という名称のもとで、
世界中のクラブが連携し活動しています。
日本には1920年、東京ロータリークラブが設立され、現在では約2,200のクラブに約9万人の会員が所属しています。

ロータリーの活動分野
ロータリーは、以下の7つの重点分野を中心に、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
- 平和の推進
- 疾病の予防と治療
- 水と衛生
- 母子の健康
- 教育支援
- 地域経済の成長
- 環境の保全
地域ごとのニーズに合わせて、クラブごとに創意工夫されたプロジェクトが行われています。

国際的な主な取り組み
ポリオ撲滅活動(ポリオプラス)
1985年から続くロータリー最大規模の国際プログラムです。これまでに20億人以上の子どもたちにポリオワクチンを届け、世界のポリオ症例を99.9%削減しました。
教育支援
奨学金、学校建設、識字率向上などを通じ、世界中の子どもたちの学びを支えています。
平和センターの運営
将来の平和構築リーダーを育てるため、世界各地の大学でロータリー平和フェロー制度を展開しています。

ポリオ撲滅活動の様子。世界中で予防接種を実施しています。
多様な参加のかたち
ロータリーはさまざまなライフステージや関心に合わせた参加方法を用意しています。
- ローターアクト(18~30歳対象)
- インターアクト(中高生対象)
- 青少年交換、RYLAなどの育成プログラム
- eクラブ・法人会員・サテライトクラブ・Exchange衛星クラブなど柔軟な形態
東京北ロータリークラブでは、若い世代との交流や学び合いを目的とした
「東京北ロータリーExchange衛星クラブ」
が子クラブとして活動しており、例会や奉仕活動を共にする機会も多くあります。
それぞれの立場から、社会や世界と関わることができます。

ロータリーの
価値観と行動規範
ロータリーは、「超我の奉仕」の理念のもと、次の価値観を大切にしています。
- 誠実さ
- 多様性
- 親睦と友情
- リーダーシップ
- 国際理解
また、活動の判断基準として「四つのテスト」を掲げています。
- それは真実か?
- それはみんなに公平か?
- 好意と友情を深めるか?
- みんなのためになるか?
この行動規範は、ロータリアンの倫理と信頼の礎となっています。
組織構造とつながり
ロータリーは以下の3層構造で運営されています:
- クラブ:地域に根ざした奉仕活動を展開(当クラブもこの単位です)
- 地区:クラブ間の連携・教育・イベントの調整
- 国際ロータリー(RI):全世界の方針策定とグローバルプログラムの展開
この柔軟な構造により、地域から世界まで一貫した貢献が可能となっています。

ロータリーで得られるもの
ロータリーでは、社会への貢献だけでなく、
多様な職業人との出会い・新たな視点との出会い、
国際的な交流・リーダーシップの機会が得られます。
また、「People of Action(行動する人々)」として、
地域社会の一員として信頼され、周囲に良い影響を広げる存在を目指します。
ロータリーとの出会いが、新しいつながりの始まりに。
ロータリーの理念に共感し、地域や世界とのつながりを持ちたいとお考えの方へ。
まずは例会の見学やお問い合わせから、第一歩を踏み出してみませんか。