気仙沼RC[育英奨学助成金交付式]出席報告
2020年2月1日(土)気仙沼ロータリークラブにて行われた創立60周年記念式典・育英奨学助成金交付式に清水会長、土手幹事、飯田会員、高橋敏弘会員、行木会員、古谷会員、小林会員、田中孝典会員、木原の合計9名で出席してまいりました。
例会当日、一ノ関駅で合流後、車をチャーターし気仙沼大島大橋を見た後、サンマリン気仙沼ホテル観洋に到着。例年の数倍と思われる規模での記念式典、助成金交付式が行われました。
大阪や東京の他クラブなど遠方からの出席者が集まり、主催クラブの挨拶、事業報告、2520地区ガバナー鈴木賢様、気仙沼市長菅原茂様、衆議院議員小野寺五典様などからお話を賜りました。そのなかには東日本大震災以来の記憶や復興への思いを語るうちに涙ぐむ方もおられ、未曾有の大災害からの復興に当たり、この記念式典が一つの大きな節目になっていることを感じさせられました。
助成金交付式では昨年まで4名だった生徒が、60周年事業として8名に拡充されました。男子3名、女子5名。震災時小学生だった彼らが目指す道はやはり、困っている人を助ける、経験を人に伝えるといった目標が多く、看護師、保育士、体育教師、医学療法士、栄養士、経験を伝える為に漫画家を目指すといった、みな志高い夢と目標を掲げておられました。彼らの共通点は、気仙沼に戻り地元のために役立ちたいというスピーチでした。
その後の祝賀会では地元の旬の物を始め、ピアノ演奏や地元の漁師による「鮪立大漁唄い込み」が披露され会場は非常に盛り上がりました。
翌日は朝から車にて、復興住宅、昨年3月にオープンした「東日本大震災遺構・伝承館」、階上地区杉ノ下の慰霊碑、防潮堤、南三陸の復興商店街といわれていた「南三陸さんさん商店街」、南三陸町震災復興祈念公園として工事中の南三陸町防災庁舎などを視察しました。東日本大震災遺構・伝承館では記録ビデオや、津波により3階に打ち上げられた自動車、冷蔵庫がぶつかりくずれた4階の外壁などを見学し、当時の想像を絶する事実を追体験しました。これらを見た後、9年間で復興した街、地元の皆さんの前向きな姿勢を見て、日本人の強さ、復興への思いを改めて強く感じました。政府の復興予算は10年で一区切りとなるようですが、引き続き可能な支援は続け、絆をつなげていくべきと感じた旅となりました。
2019年1 月29 日(火)気仙沼ロータリークラブ例会に出席。
奨学金交付式に内ヶ﨑会員、古谷会員、坂下会員 飯田会員、木原会員、小野会員、小林 7 名で
出席してまいりました。
例会前の午前中に車をチャーターして山の手にある戸建て復興住宅(市営牧沢住宅)、市内にあ
る5 階建公営住宅、気仙沼湾横断橋工事等々を見て回りました。その後例会に出席しまして、今
回は4 校4 名の高校3 年生に奨学金が授与されました。
その内2 名は 母子家庭という厳しい環境の中でも、ほかの2 名と同様に学業優秀、クラブ活
動も皆部長として積極的に活躍しており、大学卒業後は将来地元に戻り少しでも復興に役立ちた
い気持ちが伝わるスピーチでした。
例会後、元会長で市会議員の臼井様より、復興状況等の話をしていただきまして、今のスロー
ガンは【復興から創生へ】と言うことでした。政府の復興期間が2020 年までで「ハード事業は
完了できるか」「ソフト事業は終了してよいか」というところが悩ましい所だとおっしゃってい
ました。我々としては少しでも復興創生を願うばかりです。 ― 社会奉仕委員長 小林 宏 ―
2018年1月23日(火)、坂下博康前年度社会奉仕委員長から、奨学金交付式への出席報告。
2017年1月24日(火)、坂下博康社会奉仕委員長から奨学金交付式への出席報告があった。市内の高校生10人に奨学金が贈られた。助成金交付は今年で5回目となり、被災地の現状は、復旧はしているものの復興までは至っていないとの報告があった。
2016年1月26日(火)、安達宣秀社会奉仕委員長から奨学金交付式への出席報告があった。市内の高校生10人に奨学金が贈られ、生徒一人一人が復興への思い等を披露した。震災後は当クラブ、福岡中央RC、くずはRC、伊勢原中央RCが加わり支援している。
2015年1月27日(火)、真田博社会奉仕委員長から奨学金交付式への出席報告があった。前日の夜、気仙沼に着。何人かの方にお話を聞き、まだまだ復興なかばの市内を見て廻りました。又飲食、土産等、少しでも地元のお役に立てばと夜の街に出掛けました。
式当日、当クラブ田中良一次年度会長の挨拶の後、5高校各2名の3年生(大学進学生)のスピーチを聞きました。彼ら・彼女らは高い志を持ち、気仙沼復興に役立つ大学の学部に入学します。海洋学を学び放射能汚染の風評被害を払拭する、観光学で当地の観光業に寄与する等、少しでも復興に役立ちたいとの気持ちがひしひしと伝わってくる素晴しい生徒たちでした。
彼ら・彼女らの半数近くはまだ仮設住宅で暮らし、観光客は1/5に激減、近い将来人口が58%になると予想されるなか、微々たるものであるが、我々が少しでも貢献できたら、又、一日も早い復興と彼ら・彼女らの活躍を願ってやみません。