東京北ロータリークラブの誕生
東京北ロータリークラブは国内43番目、日本初のアディショナルクラブとして誕生しました。 従来まで「1都市・1クラブ」を原則にクラブの拡大は図られてきましたが、日本のロータリーの将来の発展を見据え、東京ロータリークラブは地域分割による新クラブの結成に踏み切りました。
創立総会は1950年8月3日、上野松坂屋結婚披露室で開催されました。
当クラブ設立に尽力された手島知健地区ガバナー、柏原孫左衛門特別代表、東京ロータリークラブの吉田初次郎会長、小林雅一前会長を来賓に迎え、来客19名、チャーターメンバー26名のうち24名が出席しました。柏原特別代表の設立経過報告の後、クラブの定款・細則を承認し、初代会長に児玉桂三、幹事に塚本峰吉、会計に野間省一の3氏を選出しました。当日は猛暑の盛りで、大きな氷柱を何本も立て、扇風機で風を送りながら涼を得ましたが、外の暑さを凌ぐような未来への熱気が会場の中に充満していました。
そして8月12日、国際ロータリー本部が7590番目のクラブとして加盟を承認。それを知らせる電報が8月15日に手島ガバナーのもとに届けられ、ここに東京北ロータリークラブが高らかに産声を上げ、その歴史の第一歩を颯爽と踏み出していきました。